液体ミルクがなぜ普及しなかったのか

海外では液体ミルクが広く普及しているのに日本では普及どころか、食品衛生法で製造ができない状態にあります。
そもそも液体ミルクに関する法律がなく、販売しても『乳児用』と表示できないために、乳児用の特別用途食品だという表示をしないと販売しにくいという背景もあります。

 

現在の食品衛生法は1951年に規定された古いものであり、50年以上たった今、安全試験を実施してデータをそろえ、関連規定の改正をする方針がようやく定まりました。まだまだスタートラインですが小池知事のプッシュもあり、やっと少し動き出しましたね。

 

液体ミルクを赤ちゃんに飲んでもらうためには?

粉末ミルクは長期保存が可能で安全というメリットがありますが、赤ちゃんとおでかけするのに粉ミルクを持ち歩くお母さんも多いと思いますが、哺乳瓶、粉ミルク、お湯を入れた魔法瓶を持ち歩き、そして粉ミルクを作る手間が大変な作業です・・・。
粉ミルクの分量を量り、哺乳瓶は煮沸した清潔なものを使い、お湯の温度を人肌くらいにまで調節しなければなりません。
赤ちゃんが泣いている中でこれを毎回しなければならないので、精神的にも肉体的にもかなりこたえます。

 

これらの育児負担を軽減できるのが液体ミルクなのですが、なぜ国内で製造・販売ができないのか、時代錯誤も甚だしいですよね。
お母さん方にとってとても助かる液体ミルクの特徴をまとめました。

 

液体ミルクのメリット

    液体ミルクを赤ちゃんに飲んでもらうためには?

  • おでかけや旅行時に便利
  • 災害時の備えとして使える
  • 夜間の辛い調乳から解放される
  • 母親以外でも安心して赤ちゃんにミルクをあげられる

 

液体ミルクは無菌状態で密閉された紙パックやプラスチックの容器で販売され、未開封ならば常温で半年から1年ほど常温保存が可能です。
粉ミルクは使うたびに作らなければいけませんが、液体ミルクは封を開けるだけで赤ちゃんに飲ませることができます。
これならお父さんやおじいちゃんおばあちゃんに任せることもできそうですよね。

 

液体ミルクが特に必要とされるのは震災などが起きたときです。
ライフラインが絶たれたときに粉ミルクは作れません。ミルクしか飲めない赤ちゃんもいますし、精神的ショックで母乳が出なくなったお母さんもいます。
実際に東日本大震災の時や熊本地震の時ににはフィンランドの方から被災地に液体ミルクが送られて非常に重宝されたそうです。
非常用・備蓄用で液体ミルクも保管すると安心ですね。

 

 

液体ミルクの成分・安全は?

 

液体ミルクは無菌充填製法という特殊技術で製造されているため衛生的です。短時間で高温滅菌してから短時間で冷ますので味やおいしさが損なわれずに飲むことができます。
対して粉ミルクは無菌状態にするのが難しく、清潔な水を70度以上のお湯で調乳した上で煮沸した哺乳瓶に入れる作業は常にできるとは限りません。
安全性・衛生面では液体ミルクのほうが勝っています。
ただ、栄養素の減衰が大きいのは液体ミルクで、粉ミルクは粉末なので栄養素の減衰は大きくありません。
成分は主に水・脱脂乳・大豆油・乳糖などです。
WHO(世界保健機構)とFAO(国連食料農業機関)が定める人工乳の調乳ガイドラインでは、粉ミルクよりも液体ミルクが推奨されているのに、日本にいる限り海外製のものを輸入して手に入れるしかありません。

 

デメリットは値段・高いコスト

液体ミルクを赤ちゃんに飲んでもらうためには?

現在日本で購入するにはAmazonなどのネット通販でのみの購入になります。海外製のものを輸入することになるので輸送コストもかかります。
200mlの12本入りで1万円ちょっとなので、なかなかのお値段ですよね。たくさん飲む赤ちゃんならミルクもお金もすぐになくなってしまいます・・・。
輸送コストの分、割高になっているので国内で製造・販売できるようになったらグッと下がることは間違いなさそうです。

 

 

お母さんたちの願い

品質的に安心できる国内メーカーで製造・販売し、保存料、添加物の無い液体ミルクを飲ませたいですよね。
液体ミルクも粉ミルクもそれぞれメリット・デメリットはあります。
それぞれのいいところを取って、使い分けられるような未来があるといいですね。
イギリスでは出産直後の赤ちゃんに液体ミルクをごく普通に与えるくらいに一般的に普及している液体ミルクを、早く日本でも普及させてほしいものです。

 

液体ミルクと粉ミルクの値段の違い

ネット通販でしか購入することができない液体ミルクについて、楽天とamazonでの値段の違いを調べてみました。

 

液体ミルク

楽天は主に日本国内の市場なので取り扱いがとても少ないです。たいしてamazonは世界市場なので種類が豊富です。
値段はどちらもほとんど変わらず、送料が200円前後違います。
>>液体ミルクの値段ををamazonで見てみる
>>液体ミルクの値段を楽天で見てみる

 

粉ミルク

ネット通販だけでなく、スーパーやドラッグストアでも売っているためにいかに安いところで購入するかがポイントです。
>>粉ミルクの最安値をamazonで見てみる
>>粉ミルクの最安値を楽天で見てみる

 

スティックタイプやキューブタイプも人気

缶の粉ミルクは封を開けると一ヶ月以内に使いきらなければなりません。
その問題を解消するためにスティックタイプやキューブタイプの粉ミルクだと長期保存できるために人気急上昇中です。
一つに使用量分しか入っていないため、誰かに預けても量を間違えることはなく計って作る手間も若干省けます。
缶に比べて少し値段が上がりますが、便利さを買うという点ではいいのではないでしょうか?

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